2022.03.09

初めての小物盆栽講座2月27日開催終了しました

コロナ禍により延び延びになっていました初めての小物盆栽講座
ですが、寒川町盆栽会の全面的なご支援のもと2年ぶりに開催する
ことが出来ました。
最初の40分間は盆栽の基礎となる置き場所、水やり、施肥や病害
虫対策といった日常の管理について寒川町盆栽会の平会長から説明が
あり、その後、今年の苗木であるモミジを使って盆栽の実技に移り
ました。宮下さん以下、盆栽会の皆さんの懇切、丁寧な指導の下、
植替え、針金での固定や芽摘みの作業を行い、参加者の満足度の高い
講座となりました。

2022.02.26

東日本大震災から学ぶべきこと2月19日開催終了しました

コロナウイルス感染症拡大防止のため数回の延期を経て、今回開催の運びとなりました。
災害という重いテーマということと大震災から既に10年の年月が経過しているという状況でありましたが、多くの方にご参加頂きました。
講師としてお招きした青木美希さんは朝日新聞の記者として東日本大震災の発生から現在に至るまで、現地での取材を通じて記事や書籍にて実情を伝えてこられた方で、日々精力的に活動をされています。
講座の前半1時間は青木さんによる講義となりました。立ち入り禁止区域内の様子や震災によって息子さんを失った方のインタビューなどを動画で紹介いただき、その他アンダーコントロールがなされているといわれる海洋汚染、土壌汚染の状況など、報道があまりされていない実情などもお話しいただきました。
その後の後半30分では、今回参加された方々から発言を頂き講師との質疑応答の時間となりました。ご参加された方の中には親類が被害に遭われた方、実際に現地の様子を見て感じたことを話したいという方、国のエネルギー対策について思っていることを語る方など様々な発言があり、それに対して青木さんが感じること、考えることをお答えいただきました。
東日本大震災を改めて考える機会になったのと同時に、様々な社会問題に対して情報の受け手として事実を正しく理解しようとする意識の大切さ、弱者とされる立場に立たされた際に事実を伝える努力の意義など、様々なことを考える機会になりました。

2022.01.16

健康講座健康長寿で悔いの無い人生を1月13日開催終了しました

ヒューマンライフ研究所の原田啓二さんによる

健康講座健康長寿で悔いの無い人生をを開催致しました。
原田さんにはいつも最新の医学知識や知見を私たちに分かりやすく、
解説していただいていますが、今回は高齢者に関心の高いがん、
脳梗塞、心不全といった3大疾病や認知症の予兆や予防法について
解説していただきました。近年、食生活の変化によりがんの死亡者
が増え続けていますが、適切な検診を受ければ4割は助かるとの
ことです。
脳梗塞は発症から4.5時間以内に処置をしないと取り返しのつかない
事態になるため、躊躇わず、救急車を呼ぶことが大事であること、
心不全は長い経過を辿り、心筋梗塞、不整脈から突然死に至ることが
あり、日頃から減塩、禁煙、節酒、適度な運動を心がけることが重要
であることを学びました。認知症は糖尿病、高血圧、脂質異常症、等
がリスクを高めるとし、脳と体を同時に使う活動が予防に有効との
説明がありました。

2022.01.06

令和4年書き初め大会1月5日開催終了しました

小学1年生から中学生までの多くの子供たちが学年ごとの課題に取り組んでいました。
じっくりと時間をかけて書く子、思い切りよく書き上げる子、書き上げた3点からどれを提出するかじっくりと検討する子など、取り組み方に性格があらわれているようでした。
町民センター、北部公民館、南部公民館にて同時開催し提出された作品は、1月7日から1月15日まで町民センター展示室2にて展示をします。ご来館をお待ちしております。

2021.12.23

歴史講座人間景時12月11日開催終了しました

来年のNHK大河ドラマに出てくる寒川所縁の鎌倉武士、梶原景時に
スポットを当て当時の武士の生活を背景に景時の足跡、人となりを
多賀歴史研究所代表、多賀先生に解説いただきました。
景時の生きた鎌倉時代初めの相模国は源氏、平家、日和見の鼎立状態
にあり、血筋の良い頼朝をリーダーに据えると次第に源氏の勢いが
強くなりました。このような中、東国武士としては教養人で都の公家
との付き合いもある梶原景時は、次第に頼朝の信頼を得て政権内で
力を付けていきました。
今回、景時の監察としての職掌や自身の性格から多くの御家人から
恨みを買い、頼朝の亡き後は次第に権力を奪われていくのも自然の
流れと思った参加者も多かったのではないかと思います。
寄進地系荘園の崩壊と武士の台頭、やがて武士の間から景時が頼朝の
股肱の臣として力を得て、やがて頼朝の死に伴い、権力から追い落と
される過程が良く分かりました。

2021.12.06

ママとベビーのふれあい体操11月25日29日開催終了しました

昨年に続き、コロナ感染症対策として参加人数を減らしての開催となりました。
赤ちゃんと一緒に行うママのエクササイズ体操ということで、時々赤ちゃんがぐずって泣き出してもお互いに気兼ねすることなく体を動かすことが出来ました。
終了後はママ同士で情報交換などもおこなうなど、日頃のストレスや悩みをリフレッシュさせる機会となったようでした。

2021.12.05

だがしや楽校12月4日開催終了しました

昨年はコロナの影響で開催を見合わせましたが、今年は対策を講じながら開催をしました。
一度に様々な体験が出来るということで、皆さん、出店ブースを渡り歩いて楽しんでいただきました。
出店されたみなさんも、世代を超えて楽しい時間を共有出来てやみつきになると、既に次回の参加を希望される声もいただきました。
地域の集いとつながり作りの機会として、引き続き次回も開催をしたいと思いますので、みなさんのご参加をお待ちしております。

2021.10.30

町民センター生涯学習推進員事業赤ちゃんとママの防災講座10月27日開催終了しました

講師の上沢聡子さんは阪神大震災に遭遇したことから防災に対しての意識が高まり、お子さんをもってさらにママと乳幼児に向けた防災対策が乏しいことを知り自ら講座を行うに至ったということで、体験を通じた実践的な内容が多い講座でした。
特にここ近年、寒川町でも大雨による浸水などの自然災害があったことから、そうした災害が実際に起こった際の行動や、日頃からの準備について具体的にお話しを頂きました。
普段じっくりと見ることの少ない町のハザードマップを、話しを聞きながら確認をしている参加者の姿が印象的でした。
今回はお子様連れでの参加が可ということ、また、ご希望の方には託児サービスもご利用いただけるという条件で開催をしました。こうした形で様々な事情を持つ方に配慮した講座を開催していくことに、今後も努めていきたいと思います。

2021.07.22

地震と津波の発生メカニズムと防災7月18日開催終了しました

本日は、つくばにある産業技術研究所産総研の藤原治先生を
お招きして、地震と津波の発生のしくみと防災について講演し
ていただきました。
日本は地震、台風、洪水等の自然災害が非常に多い土地で、
被害額ベースではこうした災害のうち、地震津波を含む
80%以上と圧倒的に多くなっています。
ご承知の通り、地震や津波は海のプレートが陸のプレートに沈み
込み、この際に歪みが生じ、歪みの開放とともに起きます。
地震には活断層型と海溝型があり、活断層とは日本の国土には
2000本以上走っており、繰り返し周期的に地震を起こし、
将来も地震を引き起こす可能性の高い断層です。
活断層地震の予測のための周期を調べるには、器械や古文書の他、
地質掘って痕跡を調べるのが一般的ですが、海溝型の地震の予測は
深海にある断層を直接、調べられないため、海岸の地殻変動や津波
の痕跡から調べるそうです。
寒川は南海トラフより、相模トラフの関東地震の影響を強く受け
易く、関東地震は200年周期か400年周期で巨大地震が襲ってくるの
かは判断出来ないが、仮に200年周期とすると関東大震災1923年
から凡そ100年経過しているので、本震M8の余震としてM7クラス
の地震が活発化する可能性はあるとのことです。火災、家屋の倒壊
を避ければ多くの人は助かり、河川の浸水等は事前に寒川の防災
マップで確認しておくことが重要であると指摘され、参加者は納得
した様子でした。

2021.06.15

大奥御台所篤姫と和宮江戸無血開城に果たした役割とその後の生涯6月13日開催終了しました

今回は皆さんご存知の13代将軍家定の御台所篤姫と14代家茂の
正室、和宮の歴史的役割と彼女たちの生涯について東洋大学教授、
岩下先生に解説していただきました。
篤姫は島津家一門から島津斉彬の養女として、第13代
将軍家定の3番目の正室として迎えられました。
篤姫は、世上で言われているように一橋慶喜を擁立するために
斉彬により将軍家に送り込まれたというより、島津家出身の11代
家斉の正室広大院が良妻賢母として立派であった為、将軍家輿
入れの島津家の姫として白羽の矢が立ったようです。
一方、14代家茂の正室、和宮は公武合体の強い政治潮流の中で
許嫁の有栖川宮との縁を切らされ、また、幕府への降嫁の条件が
十分満たされない中、いやいやながら徳川家に入輿しました。
武家育ちの篤姫と御所育ちの和宮は当初は、対立していましたが、
新政府軍の幕府討伐、徳川家の家名断絶の危機に瀕するとそれぞれ
の伝手で新政府軍に攻撃中止の嘆願書を書いたものの、手紙の意図
するところは新政府軍には理解されず、山岡鉄舟の駿府談判で幕府
の意向がやっと理解され、江戸無血開城に繋がっていきました。
公武合体や大政奉還といった大きな政治潮流の波に揉まれながら、
明治維新後も徳川家の女として逞しく生きた二人の生き様が良く
理解できました。