2020.12.08

火山噴火と災害南関東での噴火災害に備えて12月6日開催終了しました

産業技術総合研究所産総研地質調査総合センター、活断層・火山研究部門長の伊藤順一先生をお招きし

火山噴火と災害南関東での噴火災害に備えてと題して講演していただきました。配布資料もスライドで使用するPowerPoint、レジュメなど沢山の関係資料を準備され、とても分かり易い講座となりました。
講座前半は日本各地の火山噴火の特徴と火山災害の詳細岩屑なだれ、噴石、火砕流などを解説していただき、スライドと動画を用いて専門的な噴火災害について詳細に解説していただきました。
後半は、寒川を含む南関東地域における噴火と災害に絞った話でこの地域に影響を与える活火山として箱根山、富士山を挙げられ、地質、火山形成史、噴火の過去、現在を詳細にお話をされました。
最後に南海トラフ地震と連動して将来、噴火の可能性がある富士山について、江戸時代の宝永噴火を参考に降灰の影響を詳細に語っていただきました。寒川近辺では噴火後、約2時間後に灰が到着し、灰は、15センチほど積もるとのことです。降灰の影響は、健康面だけでなく、交通、通信インフラや上水道の浄化設備、等ライフラインにも大きな影響を及ぼすことが分かりました。今回の講座を通して、改めて火山噴火の怖さと火山災害から身を守ることの大切さを学びました。